飲食店の経営にかかる費用はどのくらい?ランニングコストを抑える方法はある?
飲食店を開業する際には、どのくらいの費用がかかるのだろう、ということを迷っている方も多いと思います。
実際に飲食店の特徴としては、経費率が非常に高く、利益も安定しにくいという特徴がありますが、実際にはどのくらいのランニングコストがかかるのでしょうか。
一般例も交えて解説していきます。
飲食店の経費にはイニシャルコストとランニングコストがある
まず飲食店の経営を行う際にはイニシャルコストとランニングコストがあります。
イニシャルコストとは開業する際にかかる初期費用で、これは内装費や不動産を借りる際の初期費用、そして設備資金などがあげられます。
これらの費用は一般的に場所にもよりますが700~1200万円といわれています。
しかし、この費用だけでなく飲食店の経営にはランニングコストがかかってきます。
このランニングコストが非常にポイントになってきます。
ランニングコストの代表例としては、材料費、人件費、家賃、光熱費があげられ、これらの中でも特に高額な材料費、人件費、家賃を英語の頭文字をそれぞれ取ってFRL指標ともいわれます。
このFRL指標が売上の65~70%以下になるようにするのがよいと言われています。
ランニングコストを抑えるには?
飲食店経営にはランニングコストをいかに抑えるか、が重要になってきます。
このランニングコストを抑えるには、次のような方法を取ることが有効です。
・材料費は、購入する場所を考える。産地直送など生産者から直接送られるものほどコストを抑えられる。
・人件費は本当に必要なスタッフ配置を考えて、無駄のない人員配置を行う。
・家賃はオーナーと家賃を下げられないか交渉してみる。
この中でも特に材料費のコスト削減と人件費のコスト削減は実行に移しやすいかと思います。
この2つを特にイメージしながら行うとよいでしょう。
まずはシミュレーションを
コストを抑えるといってもまずはシミュレーションを行わないと人件費や材料費もイメージできなくなってしまいます。
そのためにはまずどのくらいのお客様が来店する想定で回せるかどうかをシミュレーションすることが重要になってきます。
このシミュレーションを通して、今後の経営課題や目標を探していきましょう。
久我事務所では、渋谷区を中心に経営コンサルティングや飲食店経営支援に関するご相談を承っております。
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