財務諸表分析では何を見る?具体的な分析方法を分かりやすく解説
経営の状況を把握するためには財務諸表を見ることが重要になってきます。財務諸表とは「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」のことを言いますが、この資料をみていくことによって経営の状況を明確に把握することが可能になります。財務諸表分析ではどのような点を見ているのか、そして分析方法を解説していきます。
■財務諸表分析ではどこを見るのか
財務諸表分析において大切なところは「資産と負債のバランス」「売上と経費の関係」「キャッシュの比率」になってきます。貸借対照表では資産と負債のバランスを見ていきますが、借入を行っている場合には、資産、特に流動資産が確保できているか、固定資産は多くないか、返済できる能力があるかということが重要になってきます。売上と経費の関係では営業利益がどのくらい出ているのかということが重要です。営業利益が出ていない場合には商品力、営業力に問題がある可能性があります。
■改善の方法として
財務諸表分析で明らかになる問題は主に経費と売上です。経費は使いすぎていないか、余計なところに使っていないか、そして売上は伸びているかということがポイントです。もし売上が伸びていないのであれば、競合他社の状況なども把握していきながら商品力を上げていくにはどのようなことが必要になってくるのかということも含めて検討を進めていくことが大切です。
久我事務所では、渋谷区、新宿区、品川区、港区を中心としたエリアで、「経営コンサルティング」、「経営支援」、「財務・経営分析」「飲食店経営支援」などに関する相談を承っております。「経営戦略」についてお困りのことがございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。