財務・経営分析に関する基礎知識や事例
事業に関する情報は「内部情報」と「外部情報」に分けられます。
内部情報は、既に社内に存在します。
また、内部情報は「数値で表せるもの」と「数値で表せないもの」に分けることができます。・・・ どちらも大切なものです。
数値情報は、これまでの経営判断による行動結果を表したもので、誰がみても同じものです。
大切なのは、この数値を ① どのように見るのか?
そして ② どう活かしていくのか? ということです。
今まで、この数値をどのように捉えていたでしょうか?
数値を見ることが目的ではなく、あくまでも「手段」です。但し、数値を見る前の「数字が正しいもの」であることが前提です。
事業規模の大小を問わず、見受けられることとして次のことが挙げられます。
(A)不適正な会計処理が行われていること(いわゆる、「粉飾」です)
(B)ある会計期間に恣意的な取引などが行われていること
(Aには当たらないものの、節税が目的で行った取引など)
もし、これらのものが含まれているとしたら、正しい分析はできなくなります。
正しい分析ができて、その数値を活かすための対策(計画)が行える訳です。
経営者(経営陣)が、経営結果数値(=行動結果の姿)を常に意識し、これを今後の経営に活かしていかれることを望みます。
そのためのご支援をさせていただきます。
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経営の状況を把握するためには財務諸表を見ることが重要になってきます。財務諸表とは「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」のことを言いますが、この資料をみていくことによって経営の状況を明確に把握することが可能 […]