黒字倒産とは
黒字倒産とは、事業経営につき収入が支出を上回って剰余が生じているのにもかかわらず、支払いに必要な資金が不足して倒産することをいいます。
こうした黒字倒産の原因としては以下の2点が主にあげられます。
①計上されている収入が手持ちの現金として存在しない段階、すなわち売上金が売掛金として回収できていない状況において多額の支払いが必要となる
②事業の黒字を示す損益計算書において、売れ残っている在庫の支出が計上されない
すなわち、黒字倒産は資金繰りに失敗することにより生じるものとまとめられます。
そのため、黒字倒産を防ぐには、資金繰り表の作成や在庫管理、顧客の格付けを行うことによる不良債権の予防といった対策を打つことが重要です。
これにより、入出金状況を確実に把握し、かつ過剰在庫を発生させない、キャッシュフローのある経営を徹底することが可能です。
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